マーケのインハウス化を目指す上で

マーケのインハウス化を目指す上で

インハウスを目指す方は大抵これまでマーケ施策を代理店に依頼していたケースが大半です。

広告主のタスクとして、月額(ないしは年)の予算を超過しないか否か・策定によるケースが多いです。

単一の代理店に依頼しているケースならさほど問題はないですが、施策ごとに複数の代理店を使うケースもあります

そうなると、アロケーションなども含め自分たちで差配する必要があります。代理店は大半が受注している領域の分析になります。

インハウス化を進めようとしている企業は代理店に支払うマージンや、対応手間などを気にして進めるケースもあります。

そうなると自分たちだけで最適なプラン・運用を必要とします。つまり、横断的な分析ができないと

最適なプランを構築することが難しいです。刻一刻と変化する状況に応じて適切なアロケーションや施策の実行が必要になり

それを実現するためには横断的な分析環境が必要となります。

発注後、実施までのリードタイムがあったり、発注したら完了となるような施策はリアルタイムなアロケーションは難しいです。

せめてデジタル領域はリアルタイムなアロケーションができ、効果を最大化する土壌が必要になります

その上でインハウスにこそMMMという概念が必要になります。かつ安価で労力がかからない状態。

その手段の一つとしてNex-Rayを推奨します。

NeX-Ray マーケティングミックスモデリング
アカウント連携をするだけで、SNSや広告などの様々な媒体を一元管理することができます

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タイトルで釣ってませんか?~CTRだけを追いかける危険性~

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CTRは「入り口指標」でしかない 広告運用やSEOを担当していると、どうしてもCTR(クリック率)の数字が気になります。 確かにCTRは、広告や検索結果が「選ばれるかどうか」を測る重要なKPIです。数字が上がれば「改善できた」と思いたくなります。 しかし、CTRはあくまで「入り口の指標」。 クリックされた先でユーザーがすぐに離脱してしまえば、どれだけCTRが高くても意味がありません。実務で成果を上げるには、CVR(コンバージョン率)やCPA(顧客獲得単価)とセットで評価する視点 が欠かせません。 【PR】マーケティングの全体最適ならNeX-Ray NeX-Ray マーケティングミックスモデリングアカウント連携をするだけで、SNSや広告などの様々な媒体を一元管理することができますNeX-Ray マーケティングミックスモデリング 釣りっぽいタイトルや広告が招く失敗 CTRを伸ばすためにありがちな手法が「誇張した表現」や「釣りタイトル」を使うことです。 例: * SEO記事 → 「絶対に稼げる方法!」 * 広告 → 「今だけ100%無料で結果が出る」 こうした表現

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業界別ROASの平均と改善のヒント|広告担当者必見

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マーケティングデータ分析の歴史

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1950〜70年代は、マスマーケティングと基本統計の時代である。経済成長期で、大量生産・消費の時代であり、企業は「より多くの人に知ってもらう」ことを重視していた。そのため、ターゲティングの概念はほぼ存在せずマクロ戦略が主流としていた。分析方法は、定性調査や定量調査に依存しており、調査は手作業で集計されていた。また基本的な記述統計が使用されていた。 1980〜90年代は、セグメンテーションとCRMの始まりの時代である。POSシステムが導入されたことによりSKU単位の販売データ取得が可能になり、ダイレクトマーケティングやロイヤルマーケティングが登場したことにより「顧客ごとに異なるアプローチをする」という考え方が生まれた。RFM分析が分析方法の定番となり、「One to Oneマーケティング」の準備期なのがこの時代である。購買予測モデルの構築や顧客ランクづけ(有料顧客・休眠客・見込客)によるキャンペーン設計を行い始めた。 2000年代前半は、Webマーケティングとアクセス解析の時代である。インターネットの普及によりユーザーの行動履歴が簡単に取得可能となった。また、Google Analy

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ROAS戦略とは?広告効果を最大化するための基本と実践法

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