ahrefsのよく使う機能まとめ

ahrefsのよく使う機能まとめ

ahrefsは、SEO対策に欠かせない強力なツールとして知られています。多くの機能を備えていますが、ここでは特によく使われる機能をまとめてご紹介します。

サイトエクスプローラー

サイトエクスプローラーは、ahrefsの中核となる機能の1つです。ドメインやURLを入力することで、以下のような情報を得ることができます:

  • 被リンク数
  • 参照ドメイン数
  • オーガニックキーワード
  • オーガニックトラフィック推定値
  • ドメインレーティング(DR)

この機能を使うことで、自社サイトや競合サイトの詳細な分析が可能になります。

キーワードエクスプローラー

キーワード調査に欠かせない機能です。主な特徴は以下の通りです:

  • 関連キーワードの提案
  • 検索ボリュームの表示
  • キーワード難易度の表示
  • SERPの確認

競合サイトが上位表示しているキーワードも調べることができ、対策キーワードの選定に役立ちます。

コンテンツエクスプローラー

SNSで話題になっているWebコンテンツを調査できる機能です。以下のような情報を得ることができます:

  • Twitter、Facebook、Pinterestでのシェア数
  • 競合サイトのコンテンツのSNSシェア状況

被リンクチェッカー

自社サイトや競合サイトの被リンク状況を詳細に分析できる機能です5。主な特徴は以下の通りです:

  • ドメインレーティング(DR)とURLレーティング(UR)の確認
  • 被リンクプロフィールの増減レポート
  • 言語、リンクタイプ、プラットフォームなどでのフィルタリング

ランクトラッカー

指定したキーワードの検索エンジンでのランキング位置を定期的に追跡し、順位の変動を監視する機能です。SEO戦略の効果を評価するのに役立ちます。

サイト監査

ウェブサイトをスキャンして、技術的なSEO問題を発見し、修正提案を提供する機能です。重大な問題とそれほど重大でない問題を識別し、最も効果的な改善策を特定することができます。

比較モード

サイトエクスプローラー2.0レポートでは、任意の2つの日付間でデータを比較できます。これにより、トラフィックや被リンクの変動を詳細に分析することが可能になります。以上が、ahrefsでよく使われる主要な機能です。これらの機能を効果的に活用することで、SEO戦略の立案や実行、評価を効率的に行うことができます。

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タイトルで釣ってませんか?~CTRだけを追いかける危険性~

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CTRは「入り口指標」でしかない 広告運用やSEOを担当していると、どうしてもCTR(クリック率)の数字が気になります。 確かにCTRは、広告や検索結果が「選ばれるかどうか」を測る重要なKPIです。数字が上がれば「改善できた」と思いたくなります。 しかし、CTRはあくまで「入り口の指標」。 クリックされた先でユーザーがすぐに離脱してしまえば、どれだけCTRが高くても意味がありません。実務で成果を上げるには、CVR(コンバージョン率)やCPA(顧客獲得単価)とセットで評価する視点 が欠かせません。 【PR】マーケティングの全体最適ならNeX-Ray NeX-Ray マーケティングミックスモデリングアカウント連携をするだけで、SNSや広告などの様々な媒体を一元管理することができますNeX-Ray マーケティングミックスモデリング 釣りっぽいタイトルや広告が招く失敗 CTRを伸ばすためにありがちな手法が「誇張した表現」や「釣りタイトル」を使うことです。 例: * SEO記事 → 「絶対に稼げる方法!」 * 広告 → 「今だけ100%無料で結果が出る」 こうした表現

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業界別ROASの平均と改善のヒント|広告担当者必見

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マーケティングデータ分析の歴史

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